練鑑ブルース

身から出ました錆ゆえに、嫌なポリ公にパクられて ワッパかけられ意見され〜着いた所が裁判所

検事・判事のお調べに付いた罪名、傷害罪 廊下に響くは下駄の音〜地獄極楽分かれ道

青いバスに乗せられて、ゆらり揺られて行く先は その名も高き練馬区の〜東京少年鑑別所

人里離れた塀の中、この世に地獄があろうとは 御存知ないだろ娑婆の人〜知らなきゃおいらが教えましょ

まっさら、まっさらとバカにされ朝は便所に床掃除 三度のメシは麦シャリで〜夜は涙で頬濡らす

格子窓あけ空見ればあの星あたりがスケのヤサ スケちゃん今頃何してる〜おいらの写真を胸にして

父ちゃん母ちゃん許してね悪い事とは知りながら 犯した罪の償いに〜今度出る時ゃ堅気です

一年六月の刑終えてやっとの思いで娑婆に出りゃ かわいいスケちゃん人の妻おいら一人で男泣き

これから真面目になりますと誓った矢先の罰当たり 娑婆に戻れば逆戻り〜またも踏み入る馬鹿の道

いつか来る春来ない春 いつか来るのか来ないのか 身から出た錆バチだけど〜せめて明日は晴れてくれ

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